仕組み

「せどり」の仕組みは、安く仕入れて高く売ることですが、近年素人でも行えるようになったのには理由があります。
まずはブックオフなどの安価に新古本を仕入れることが出来るショップができたこと。
そしてもうひとつはオークションやAmazonなどのネットチェーン販売店の出現により素人でも販売する先ができたことです。
素人でも簡単に小遣い程度なら儲けることができます。
それはどうしてでしょうか。
一番大きな理由としては、ブックオフなどでは新古本の価格を本の価値や人気度などではなく、本の新しさやきれいさで決めているからです。
昔は古本屋の店主が、本の様々な知識や販売状況、発行部数など様々な点を考慮して値段を決めていました。
昔の状況ならば店主よりも本に関して豊富な知識を持っていなければ、「せどり」は行えませんでした。
ところが現在のチェーン化された店ではそのような柔軟な対応の価格設定はできません。
バイトでもできるようにデータ上の価格を調べて、本のきれいさを判断して買い取り価格や販売価格を決定できる仕組みが作り上げられています。
そのため実際にはネット上にて高値で売買されている本も、少しでも汚ければブックオフの100円棚に置かれます。

「せどり」が素人でもできるようになった理由はこのような「ブックオフ」の背景が大きく関係しています。
「せどり」で副収入を得ている人は現在かなりいます。
本格的に行っている人は1ヶ月で10万円以上儲けています。
1日中バイトやパートで働いて数万円を得るよりも、本好きな人なら絶対こちらのほうが向いていると思います。



2010年01月25日 Posted byレナン at 04:35